トンネルは抜けませんでしたが
バニラエア機内で目を覚ました私の前に広がっていた景色。
うおおーーーーーい!!
雪だ!
雪国だ!!
なんてこった…!
私、寒がりなのに…!!
なんでこんな雪国に降り立とうとしてるんだろう、私…
って
札幌雪まつりに行くからだよ!!!
ちょろいな、北海道
2019年2月4日。
新千歳空港に着いたときには意外にも日が差していて、なんだよ…寒い寒いっていうから装備そろえてきたのに無駄になったよ…北海道ちょろいな…
なんてにやにやしていていたのだが、
電車に約40分揺られて着いた札幌は
鳩が建物の陰に避難して丸くなるほどの寒さでした。
駅前。北海道出身の同行者エスシ曰く、「今年はあったかいから雪融けてる」とのこと。あったかい?十分寒いですけど??
この先雪景色の写真が皆無なのは、寒すぎてスマホを構えることができなかったからです。
寒さを伝えるための写真がないほどの寒さ、ということで各自想像力を駆使してください。
着膨れ上等
ホテルに荷物をあずけ、持ってきたダウンパンツをジーンズの上から履く。
今回、寒さ対策のためにダウンジャケットとダウンパンツをネットでレンタルしてきたのだ。
というか、ダウンパンツというものがあることを今回初めて知った。みなさんはご存知でしたか?ダウンでできたパンツがあることを!
いくら寒がりでも、ダウンパンツなんてやりすぎじゃない?
雪山に行くわけじゃないんだから…
なんか、北海道の寒さにビビりすぎな東京人、って感じで恥ずかしくない?
とかごちゃごちゃ思いもしたのだけど、なんということでしょう、このダウンパンツが大正解!
人気スープカレー屋さんに吹雪の中並んだときも、びくともしない暖かさ!
(というか、札幌では吹雪の中でも人気ごはん屋さんに並ぶんですね…)
いざ会場へ
そんなわけで寒がりが寒い中、札幌雪まつりに繰り出したわけですけれども、
雪まつりって、雪で出来た像が飾られてるだけじゃないんですねー
アイススケートリンクがあったり(リンク右端のほうに写ってるのは安藤美姫さん)、
初音ミクさんと戸山香澄さん。
氷で出来た台湾の旧高雄駅などがありました。
その中でもより一層注目されていたのがこちらのふたつ。
スターウォーズ。
特にヘルシンキ大聖堂は、細部までしっかりこまかく作られていて、
何時間でも飽きずに見上げていられるような仕上がりでした。
大きな雪像以外にもいろいろあって、市民が作った雪像のコーナーでは
大坂なおみさんがいたり、
チコちゃんがいたりしました。チコちゃん5,6体はあった(ここは2体並んでいた)。
また、今まさに競われている国際雪像コンクールの会場もあって、
雪像がつくられているさまを見ることもできました。
また、この日は初日ということもあってか、テレビの中継がとても多く、
実は上でご紹介した写真の初音ミクさん達のと、ヘルシンキ大聖堂の写真にはテレビ中継を準備する人たちが雪像の側まで上っているのが写っているのだけど、
私もついつい、天気予報の中継を囲んでしまいました。せっかくのお祭りなのでね〜
夜はどうなのか
夜は夜で、
多くの雪像でプロジェクションマッピングが行われていて、
気付けばこんな吹雪なのに!みんなわいわいと雪像を囲んでいたのでありました。
で、実際さむいの?
寒い寒い札幌の夜。
会場沿いのビルにはマイナス5℃の表示(みんなここを背景に写真を撮っていた)。
雪は、降ったり止んだり、吹雪いたり。昼も夜も、そんな感じ。
でも楽しい〜!まだまだ見ていられる!
あれ、私さむいの苦手なはずなんだけどな…
北海道出身の同行者エスシのほうがさっきから寒い寒いと言っている。
そうか、私は重装備で来たから…
この時の私の装備
●耳あてつき毛糸の帽子
●マフラー
●毛糸の手袋
●ダウンジャケット
●ハイネックニット
●長袖ヒートテック
●エアリズムタンクトップ
●タイツ
●ジーンズ
●ダウンパンツ
●スノーブーツ
同行者エスシの装備
●ウールのコート
●毛糸の手袋
●長袖ニット
●半そでTシャツ
●ジーンズ
●スノーシューズ
…私、圧倒的勝利!!
同行者エスシ、北海道出身だからって寒さをナメすぎではないか。
さらに夜遊び
寒いはずなのに寒くないことにすっかり気分をよくした私は、すすきの方面にも向かうことにした。
こちらには氷の彫刻が並んでいます。
大通り公園の雪像ほど大きくはないけれど、間近で見事な氷の彫刻を見ることができます。
まわりのライトを反射してきらきら光っているのもきれい。
ザ・彫刻!といった感じのドラゴンとかもあったけど、その中でも私のお気に入りはこちら。
ビールとラーメン。技術と才能の正しい使い方!!
そして氷の彫刻って、ノミとかつかって少しずつコンコンコン…と繊細に作っているのかと思っていたのだけど、
チェーンソー!
…だけでないにせよ、どちらにしろ、大胆さと繊細さの両方が求められる作業なのですね。
喫煙所も氷で出来ていました。
入口で「火をつけるタバコ」か、「そうでないタバコ(電子タバコ)か」、を振り分けていて、タバコを吸わない私はびっくりしました。
世界について
びっくりしたと言えば、もうあたりまえのように、表示や案内が多言語対応していたこと。
ちょうど春節という、中国での旧正月の時期にあたっていたというのもありましょうが、周りからは日本語以外のことばが聞こえることのほうが多かった。
この看板は大通り会場にあったものだけど、上から日本語・英語・中国語が2種類・ハングルと、5種類の言語で表記されていたし、これ以外の雪像もほとんどこんなふうだった。
写真撮ってもらえますか?というのも英語で話しかけられたし、
スープカレー屋さんにも2,3の言語でメニューが用意されていた。
私は普段、東京で暮らして東京で働いている。仕事では英語は使わないけれど、外国の人がたくさん日本を訪れているのはもちろん知っているし、今まで街なかでも見てきて、十分知っていたつもりだけど、
なんだろうか、もうまじで、英語苦手とか言ってられない時代になってるんだなと身に染みて感じた。
夜ごはんはジンギスカン。
エスシの影響で普段からジンギスカンは食べるようになったけど、それにしてもこれは美味しすぎた。牛・豚・鶏・羊に次ぐ新たな肉の誕生かと思うほどの衝撃であった。
結果報告
ということで、寒さが苦手な私が雪まつりに乗り込んだ結果ですが…
寒さ対策の装備さえ整えていけば大丈夫!!!
今回特に威力を発揮したと思うものは、毛糸の帽子。
頭があったかいのって、ずいぶん心強いものですね。
あと札幌にはかなり長い長い地下街があって、移動にはほぼほぼそこを使ったので寒くない、むしろ暑いくらいでした。
寒さが苦手なあなたこそが、(十分な装備をすれば)雪まつりに遊びに行くのにふさわしい!!
ということがわかりました!
寒がりで躊躇する必要はないよ!!
それでは!!